平成17年7月11日
テーマ:松谷明彦先生の「人口減少下の日本経済と財政」を聴いて
担当者:神津 信一
昨日27日 日本税務会計学会で「人口減少下の日本経済と財政」とういう講演を聴きました。
熊谷会長にイントロ役を勤めていただきました。
政策研究大学大学院教授 松谷明彦 先生
少子化、高齢化の原因
15年1.29 16年1.28
1、団塊の世代で出生率がガクンと減るのは、優生保護法制定でアメリカと日本政府の政策ミスである。
人口が多くなりすぎて、国民が食えなくなるとの危機感から、堕胎を合法化したことによる。
2、出生率の低下と女性の就業率が高くなったことには、因果関係は認められない。
3、1920年から出生率は下がり続けている。
4、少子化政策、を税務対策で行ってもその傾向は変わらない。はっきり言って無駄である。
5、急激な高齢化により、日本経済は縮小し貯蓄率は低下し投資主導の経済から消費主導経済へと変質する。
6、その消費は皆が同じものを欲しがる時代から、多様化するので、大量生産から少数多品種シフトが必要でないか。
7、増税は経済を縮小させる。人口減少に見合って財政支出が縮小するような財政システムへの転換こそが肝要である。
という面白く衝撃的なお話でした。
ところで、やわらちゃんに子供ができて、「ママになっても金」なんてすごいですね。
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